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ARTICLEアーティストのリアルを届ける特集記事

MUSIC FROM ARTIST Vol. 5 | Snail’s House 「Pixel Galaxy」

アーティストお薦めの音楽を紹介するシリーズ企画“MUSIC FROM ARTIST。
Presenter / Artist Mastarrja

 


 

いや、寒い。10月ってこんなに寒かったっけ・・・。皆さんも完全に衣替えされたと思いますが季節の変わり目に体調管理に気を付けてくださいね(自戒)。今週は東京都在住のアーティスト”Snails House”氏の一曲を紹介させて頂きます。

 

 

 

ラスト目前のあるワンフレーズ

 

 

 

201710月公開となった「Pixel Galaxy」のMV。何度泣かせられたことか。某ゲーム機の起動音から始まるこちらの曲。子どもの頃ワクワクしてゲームの中を冒険した記憶が蘇る。アイドル活動をする冴えないOLがカタツムリの女の子と出会い、物語は展開していく。

 

いい曲だなぁ、となんとなしに見ていたが、ラスト目前のあるワンフレーズ”に涙腺は崩壊した。初聴時「えっ!?」という驚きと切なさでよく分からなくなった。なるほど、ピンクの風船・・・。もしあなたが幼少期からゲームに親しんでいたとしたら、間違いなく感銘を受けるだろう。私にとってもゲームの世界は宇宙そのものだった。どうか、子どもの頃の純粋な気持ちを思い出しながら視聴してほしい。まる2年後の現在、YouTubeでのMV再生回数は5220万回再生である。(あれ? 3ヶ月前ラジオで紹介した時は4560万回だったのに・・・?)

 

 

ベッドルームから世界へと

直訳で”カタツムリの家”。その名の通りカタツムリの女の子がモチーフとなっているアートワークが多い。2018上半期、音楽ストリーミングサービスSpotifyにて海外で最も再生された日本人アーティスト第9位にランクインした。トップテンには                  が並んでいる。

 

彼の固定ツイートに目を通してその凄さを実感してほしい。また、あの星野源から曲に参加してほしいとの直接オファーが。実際にアルバム「POP VIRUS」収録のNTT docomoとのタイアップ曲「サピエンス」にシンセベースのプログラミングとして参加している。そしてこれだけは忘れてはならない。彼は”Kawaii Future Bass”の生みの親である。新しい音楽ジャンルを作ってしまったのだ。(ジャンルに関しては長くなるので各自ググってほしい。)

 

これだけの事を成し遂げておきながら、彼はまだ22歳。”若いからすごい”、逆に”若いからダメだ”などという年齢に関して言及する事は正直好きではないが、彼の楽曲は本当にどれも素晴らしい。今となっては当たり前になりつつあるが、クラブに入る事のできるハタチよりも前にクラブミュージックを作ってしまう。ベッドルームから世界へと発信。これからさらに日本の音楽を変え続けていくだろう。

 

 

 

余談だが、私は彼のライブ配信にて匿名でいくつかのコメントをした事がある。「Snail’s Houseさんの曲は純粋なエネルギーに満ち溢れていると感じますが、その感性を保つために何か意識している事はありますか?」と質問した。「ん~・・・あまり考えた事無かったのでよく分からないですね。」と少し困惑しながらも優しい口調で返してくれた。秘訣は分からなかったが、反応してくれてとても喜んだ事を記憶している。いつか直接会ってもう一度聞いてみたい。ではまた次回。ありがとうございました。

 

 

 


 

 

 

Presenter / Artist

 

Mastarrja

作詞・作編曲/Trackmaker/DJ/Music Producer based in FUK
2016年より活動を開始。正の感情に基づき、高次元的で高揚感のある、或いは幻想的なサウンドを創り出し、そのどれもが未来の景色をイメージさせる圧倒的な美しさを持つ。地球をより良い方向へ導く為に活動している。

Twitter:https://twitter.com/Mastarrja

Instagram:https://www.instagram.com/Mastarrja/

SoundCloud:https://m.soundcloud.com/rintel-rantel

Spotify:https://open.spotify.com/artist/1WCRsxr7C2xVKovIr0tG4B

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