「花屋はな輔」開業一年の奇跡

一周年を迎える「花屋はな輔」店主須子氏に開業から一年の歩みを尋ねました。

2017.7.29

 

 

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AHP: 8/7で一周年を迎えるとお聞きしました。初めてお店を開業してからこの一年はどうでしたか?

 

 

須子:人生の中でも、とにかく濃ゆい一年になりました。お店をオープンして一番最初に出た大きなイベントがアートヒューマンフェスタだったのですが、振り返ってみるとこのイベントに出たことが一年間お店をやっていく上でとても良い影響を受けたと感じています。

 

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AHP:そう言っていただけると運営として大変嬉しいです。具体的にはどういった点がよかったのでしょうか?

 

 

須子:2点あります。まずメディアへの露出によって広く認知してもらえたこと。 RKKWELCOMEKKTのテレビタミンに出演させていただいて、本当にたくさんの方々が「テレビ見ました!」と、ワークショップをしに足を運んでくれました。熊本ではたくさんの方が見てる番組ですし、たくさんの人にお店の存在を認知してもらえたことはとても大きかったですね。

 

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そしてもう一つは、同世代で頑張っている仲間と知り合えたことも刺激になりました。ワークショップに足を運んでくれた方は今でもお客様として来店してくださいますし、出展者のみんなも事あるごとに注文してくれます。また、経営していく上での悩みを相談できる仲間ができたことを心強く感じています。 

 

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AHP:自分と近い年齢の仲間が頑張っていると思うと刺激になりますし、自分も頑張ろうと思えますよね。アートヒューマン以降はどうでしたか?

 

 

須子:次は、天草で開催された島フェスでモニュメントを作ったのですが、これは自分の幅を広げる良い機会になりました。秋口の集客を良くしたいと企画されたものでしたが、場所が環境省の持ち物の芝だったのでモニュメントを作る上で穴を掘ったり傷をつけてはいけないなど制限があって結構大変でした。モニュメントは流木で作っているのですが、これは天草の漁業組合に呼びかけていただき集めたもので、自分でも5日かけて海や山に素材を集めに行きました。そして土台作りには 3時間かけて、大人が押しても倒れないようテコの原理を使って工夫して作り動かないようにするなど、とても頭を使いましたが、その甲斐あって良い反響がありました。

 

 

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他にもクリスマスには Nojjiさんというケーキ屋さんとクリスマスコラボとして、イチゴの苗とケーキというセットの企画があったり、年末年始には、島フェスで出会った熊日のあれんじという企画の記者さんから提案があって、女性向けのお正月の飾りとして花を使ったしめ縄を作ることもありました。特にお正月は、地域の住民の皆さんが足を運んでくれてようやく地域に根付いてこれたかなと実感がわきました。

 

AHP:イベント出展によって様々な機会がつながっていることがわかりますね。

 

須子:そうですね。2月には福岡の会社がわざわざ広告用の花を買いに来てくださったこともありましたし、 3月にはイオンモール嘉島のリニューアルオープンイベントがあったのですが、その時のモニュメント作りはまさに繋がりがテーマになりました。ひまわりの花言葉って知ってますか?

 

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AHP:「笑顔」ですか?

 

須子:実は、「元気の花」の象徴として「前向きに生きよう」という意味があるんですね。そこで、子供達を元気にしようという方向性の元、ひまわりをたくさん使用したものを作りました。これは東日本大震災の時に始まったひまわりプロジェクトが関係しています。時期的に市場にも出回らないし、当時は全国に 600本しかなかったのですが、思いの丈を述べていったところ 600本のうち 200本ものひまわりを生産者の皆さんが提供してくださいました。イベント会期中は、待ち合わせスポットとして利用してもらったり、 3日目は子供達にひまわりを持って帰ったり笑顔に繋がる活動ができたことを本当に嬉しく思いました。

 

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AHP:イベントと一口に言っても一つ一つ企画に対する思いもあるし、アーティストに求められるものを汲み取って出展することは学びも多そうですね。

 

 

須子:はい。 4月には COCOSAのオープンがありましたが、その時にはアーバンリサーチさんのグリーンを担当させてもらいましたが、この時もどう言ったものが求められるか頭を使いながら取り組みました。振り返るとイベントに多く出ましたが、本当にたくさんの人の力があって実現できたことが多くて有難いです。この一年を通して、改めてお金の値段ではなくて、想いを贈ることの大切さを再確認できました。これからも送り主が求めるものを追求していきたいです。

 

 

AHP:それは本当に大事なことですね。ちなみにこの一年を通して苦労したこと、大変だったなあという経験はありましたか?

 

 

須子:そうですね。今日はイベントの話ばかりしましたが、開業当時よりフラワー安心サポートという、家族が祖父、祖母への贈り物として花の御依頼いただき、訪問先での会話内容を御依頼主へレポートを送るサービスをやっているのですが、家族に言えない事、言わなくていいような内容、例えば『買い物の途中で立ちくらみでしゃがんでしまった』など、ちょっとした事でも話してくれることが大きな事故を防ぐことが出来ると思ったのと、家族のコミュニケーションが増えたとの声を頂き、花屋という第三者だからこそ相談してくれる人もいて、そういう意味ではこのサービスの価値を自分自身が再確認でき、もっと多くの人に利用してほしいと思うようになりました。

 

あと、実はお花の注文の8割が男性で、「男の花贈り」という企画をしており、注文してくれる男性をSNSでアップして行くことで、花を贈る抵抗や贈り物への認知が増えて来ています。最初の半年は自分の思いをうまく伝えられずに買ってもらうに至らないことも多く悩みました。でも。一年を通して知人を始めイベントで出会った人が購入してくれた際に写真を撮って SNSで発信して言ったところ、男性の方がお花を買うハードルが低くなって来たのか着実に増えて来ている実感があります。

 

 

AHP:事業を通して自社のサービスに対する価値を再確認することができたんですね。来年の一年に向けて良い材料になりそうですね。ちなみに売り上げはどうでしたか?計画していた通りだったかなどありますか?

 

 

須子:売り上げにかんしては、事業計画のように上手く売り上げは上がらず定まらない売り上げに不安もありながら、仕事が入るのをワクワクしていました。毎朝、毎日ポスティングをして、通勤通学の方に挨拶をしてきました。始めはよく無視されたりしましたが、継続する事により挨拶をしてくれるようになってきてくれました。生活をしていく上でギリギリの売り上げは珍しくないけれども、悩みを前向きに捉え、駄目な点を良い点にかえるよう日々努力しています。

普通より単価を低めにしていることもあって、生活していく上でギリギリの売り上げのことも珍しくはなかったですが、こうした悩みも経営者だからこそできる特権と前向きに捉えて、とにかく日々努力しています。

 

 

AHP:最後に、これからの一年をどのようにしていきたいですか?

 

 

須子:まず、自分が大事に考えている「贈り主が、贈り主に贈る思い」にしっかり応えること、お客様のオンリーワンになること。これを徹底していきたいです。そして、一人でやれることにも限界はあるので、今後は仲間とともに花の魅力を感じてもらえる場所を作っていきたいです。単純にお花をもっと好きになってほしい思いも強いのですが、お花を好きな人に、もっと好きになってもらえるように、小さな感動、発見を生む取り組みをしていきたいです。あとは、ニューヨークやイギリス、フランス、オランダのルートを経由してお花を学びに行き、技術力をしっかり向上したいです。

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AHP:お客様にどれだけ喜んでいただけるかが一番大事という思いは、きっとたくさんの人に満足してもらえる仕事を生んでいきますね。今日はお忙しい中ありがとうございました。これからの一年もご活躍を楽しみにしています!

 

 

 

 

 

【花屋はな輔からのご案内】

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花屋はな輔

住所:熊本市中央区出水 8丁目 15-27

TEL 096-277-1387

店主:須子 英輔

アーティストページ: http://art-human.com/%E9%A0%88%E5%AD%90%E6%A0%84%E8%BC%94/

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