どうも、アートヒューマンプロジェクト熊本・運営のナリマツです。
ドラえもんのこのシーンが象徴的過ぎて泣けてきます。
事実、時間は無限ではないからです><
本日は時間の話を少しだけ。
実はボク、大学卒業後、新卒で大手自転車チェーン店へ就職しました。
自転車屋さんですが、東証一部上場。当時で全国300店舗、2020年までには500店舗展開を目標に掲げていて、まぁ~規模が大きい会社です。
規模が大きいので、それに従って自転車好きな中でも優秀な人材が集まってくるんですよ。なんというか、ロジカルシンキングが凄い好きな人たちというか(笑)
その中で印象的だった話が、作業に対する姿勢です。
『商売上、お客様からおかねをいただくので、作ったモノは【見る】【聴く】【買う】に堪えうるモノでなければならない。我々はお客様から選ばれなければならない。趣味でやっているわけではない。
よく、ゆっくりやって100点を目指す人がいるが、もしゆっくりやって100点じゃなかったときにどうリカバーする?お客様は待ってくれないし、状況は天気のようにコロコロと変わっていく。だから早いスピードで100点を目指そう。そのために練習しよう。そして早いスピードでやっていれば、もし本番で失敗してもリカバーできるから』
これ、パンク修理に対する話なんですね。
高い精度を目指してゆっくりやってもパンクが直っていなかったら意味ないですもんね(笑)
そしてそもそもお客様も、ゆっくり100点を目指す姿勢を売り手側に求めていないような気がします。
『その修理やけど、ゆっくりやって100点の精度じゃなかったら、お前ほんま知らんで?』
当時、鬼軍曹と呼ばれていた上司からそう言われた時、ゾクッと震えあがった覚えがあります。関西弁だから余計ビビりました(笑)
でも本当にそうで、昔の商店街とショッピングモールの関係性の話ではありませんが、『ウチはお客との馴染みがあるし、きっとずっと買ってもらえるだろう』という何の根拠もない慢心と戦略が無い状況だと、自分より高品質・低価格・便利・クールなコンテンツが突如現れた時に淘汰されてしまいます。
僕らが運営しているアートヒューマンプロジェクト熊本
この企画もいつ淘汰されるか分かりません。
東京でバリバリ鍛え上げられたWEBプログラマーが、僕らと同じ内容でめちゃくちゃカッコよくて見やすいサイトを立ち上げて、そっちにアクセスが流れてしまうかも・・・!しかも企画が群を抜いて面白くて太刀打ちできない!
そんな不安要素はつきものです。もはや安心なんてありません。
「どうにかなる」じゃなくて
「どうにかする」から「どうにかなる」んです。
でも悪いことばかりでなくて、製作側がそうやってバチバチのファイティングスピリットで向かっていくから【見る】【聴く】【買う】に耐えうるモノが出来上がり、関わってくださる皆さんの生活を豊かにするんだと思います。
厳しい振るいにかけるからこそ、無駄なモノがそぎ落とされ、皆さんにとって分かりやすいものへ進化します。
(殴る蹴るはダメですが 気持ちはこのくらいの情熱で)
さて、今月はアートヒューマンフェスタ2016にも参加いただいた平成世代のクリエイターのインタビューが上がってきます。
僕らも本職の合間にインタビュー対応・編集を行っていますが、余裕や甘えという名の無駄を削り、今後もより一層バチバチなコンテンツを作りあげていきたいと思います。
『住んでてよかった~』って思える街で生活できることが一番の幸せですから。
このウェブサイトでの企画は、そのお手伝い。
すべては熊本に関わる皆様へ 面白さと豊かさをお届けするために。
言葉は軽いですから作業量で示します。
新年度、背筋が伸びる想いです。
ナリマツ