ARTICLEアーティストのリアルを届ける特集記事
熊本在住のシンガーソングライター田中事件が、1stソロアルバム『Requiem for My Generation』を10月9日(水)に全国流通リリースすることが決定。田中事件は、2007年にオルタナティブロックバンドKlagenicoleを結成し、熊本をはじめ全国でライブを実施。さらにミニアルバムを2枚リリースするなど、音楽ファンの注目を集める。
「自分達の世代(My Generation)」への惜別を綴った11曲を収録した今作は、ファン待望のミュージックビデオも制作して、ますます注目を集めている。
また、レコ発企画『田中festival』と題したライブを11月16日(土)に熊本NAVAROで開催が決定。詳細はこちら
CDの予約、注文に関しては全国のレコードショップ、主要なオンラインショップで可能。熊本の実店舗では蔦屋三年坂店に多数入荷予定。同店舗で初回入荷分の100枚には初回特典CDR”田中事件サンプラー”が付属する。サンプラーの詳細についてはUROROSの記事を参照(http://uroros.net/newrelease/101462/)。
田中事件『Requiem for My Generation』
発売:2019年10月9日(水)
価格:1,000円+税
曲数:11曲
1. 忘れた何かの呪い
2. 国境の南
3. 大門は残る
4. 帰らないこだま https://youtu.be/9YwbSh4mB3I
5. 行き過ぎてる州 https://youtu.be/rABTohnJAcQ
6. バンドなんかもうやめました
7. トラック7
8. 昼は眠ろう。夜は飲もう。
9. 窓際
10. いつかまたね
11. 平成
帰らないこだま(『Requiem for My Generation』4曲目)
行き過ぎてる州(『Requiem for My Generation』5曲目)
彼のことを好いているならこの作品も好きだろうし、この作品が好きならきっと彼のことも好きになる。正直で、飾り気のない音と言葉。大人になってしまったし、いまだに大人になれずにいる。聴いているととても切なくなって、そのあとちょっと清々しくもなる。こんな音楽ができるなら、大人になるのも悪くないじゃないか。
村上学(テスラは泣かない。)
熊本の田中事件氏の1stアルバムのジャケを描かさせていただきました。心込めて楽しく描かしていただいたんで沢山の人に届きますように。クラゲと、あと複数のネズミと、廃屋と海と太陽とかがいい!との事だったので全部入れてみました。表ジャケが昼の田中くんで、裏ジャケが夜の田中くんのイメージです。田中氏を知ってる人も知らない人も(自分もまだライブハウスの田中くんしかほとんど知らないけど)ああ田中事件ってこういう人なんだなぁてのが滲みでたアルバムですばい。
YAOAY a.k.a. 笹口騒音(うみのて、太平洋不知火楽団、ほか)
田中さんの歌は日記のようで、あの二日酔いのような気怠い日々を、白昼夢のように切り取っていた。もう10年も経つのか。それでも生活は続き、殆どみんな音楽を止めて離れ離れになった。僕と田中さんは音楽を紡いだ細い線の上にいる。平行に続く線の上に。
Kensei Ogata(talk、Kensei Ogata Band)
熊本にも東京にも、岐路がある。自分もそれをいくつか越えて、その都度たまらん気持ちになった。いくらかの経験を積んで、自分の価値を測ることくらいは出来るようになった様に思う。「世代」を思うのは、過去、現在、未来のきっとどこかで、「物差し」の存在に触れてしまうからだ。俺も、俺自身のその事が許せない。いい歌たくさん作りますね。さすがドクターマ○オ。
猪爪東風(ayU tokiO)
田中さんの素行が歌からやんわり流れている、実に田中さんらしいアルバムだと思う。しかしそれは決して場末の飲み屋的な内容ではなく、ぼやんとしているが明確な、そんな不思議なアルバムだ。一聴すると、淡々と、決して頑張らない弾き語りなのだが、多くの音楽家が欲しても習得できない音楽の持つ「進行性」みたいなものをナチュラルに持っている、本当にどうかしている人である。ある意味羨ましくもあり、常に気になる音楽家だ。必聴です。
宮崎 真司(Jazz Guitarist/Composer/Improviser)
あれ?なんか達者ですね。もしかして酒辞めましたか。ずっと続いて欲しいものに限って絶対に終わってしまう愚かな愛を呪いと呼んで、力いっぱいゴーゴー。ボロボロのシャツにかさかさの心で、もっと大きな声出してくださいよ。
下川リヲ(挫・人間)