ARTICLEアーティストのリアルを届ける特集記事
こんにちは。
最近、古典芸能を体験したい!と思っている藤井です。
今回、自分の母親と妻と3人で熊本山鹿にある、八千代座にて行われた「市川海老蔵 古典への誘い 2019」へ行ってきたのでレポートを書きたいと思います。
この歌舞伎を見ようと思ったきっかけですが、私が落語をよく聴いていて、いろんな話の中でよく「芝居」や「歌舞伎」などが出てきます。
ふと、そういえば見たこと無いなぁなんて考えていて。
落語を好きになっていって古典芸能に興味が湧いてきて、もともと歌舞伎が好きな母親に「次行くときに俺も行くから」と伝えていて、一緒に行くことになったというわけでございます。
それでは書いていきますね。
まずは、車を止めて八千代座へ。
お昼ご飯がまだだったので、近くのお食事どころへ行くことに。
しかし、さすが海老蔵さんですね。
どこも満席で、今入ると公演までに間に合わないといろんなところで言われました。
お昼を食べて行くのであれば、少し余裕を持っていったほうがいいかもしれませんね。
八千代座から100mぐらい離れたところのお蕎麦屋さんへ。
お蕎麦屋さんが多かったですね。
あとは老舗感漂う喫茶店?洋食屋?が多くありましたね。
ご飯をたべて、いざ八千代座へ。
外には「市川海老蔵」「市川右團次」と書かれたのぼりがあり、ワクワクしましたね。
遠くからでも見えるので、「おーきたな!」って感じがしますね。
もちろん、館内は撮影禁止なので、写真と録音はできませんでしたので、文字でお伝えしますね。
中に入ると、年配のお客さんが多く見られました。私ぐらいの年齢のお客さんはあまりおらず、やはり若い人はあまり興味がない人が多いんだろうなという印象でした。
妻が妊婦だったこともあり、1階の腰を掛けれるような席にしていただけました。
公式サイトに演目がありますが、能楽、歌舞伎、口上、歌舞伎とありました。
能楽では、能管、締太鼓を使って囃子というんでしょうか?
演奏という言い方も合っているかわからないですが、誰かが演じるということもなく、音だけで何かを表現していたようです。
少し難しかったですね。
イヤホン借りてそれを聞きながら演目を見れるという解説してくれるサービスもあったようで、全然知りませんでした。
最初はそれを借りて見たほうが良かったかもですね。
2番目は市川右團次さんの古典落語「矢の根」です。
公式サイトからあらすじを引用します
父の敵討ちを果たした兄弟、曽我十郎・五郎を題材にした「曽我物」の作品。五郎が敵の工藤祐経を討つため、矢の根(矢の先端)を研いでいると、大薩摩節の太夫(語り手)が新年の挨拶に訪れ、宝船の絵を置いていきます。五郎が砥石の下に絵を敷き、これを枕に昼寝をすると、兄の十郎が夢に現れ、敵の工藤に捕らえられたので助けて欲しいと告げます。目を覚ました五郎は馬に乗り、兄のもとへと向かいます。豪快な荒事の演技と、舞台に広がる絵画のような色彩美をお楽しみください。
演目が始まり、まず、昔の言葉が聞き取れず内容があまりわからなかったというのが正直なところでした…。
しかし、他のお客さんは笑ったり驚くこともあったので、ちゃんと理解しているのがすごいなという感じでした。
やはりイヤホンを借りるべきでした…。
なので、個人的には「すごい!」という感想しか言えません、ごめんなさい。
そして3番目には市川右團次さん、市川海老蔵さんが出てきての口上。
テレビでよく見るやつ!的な感じで感動しました。
お二人ともさすがのお話でおもしろかったですね。
そして最後は海老蔵さんの演目「嬲(うなわり)」でした。
これがまた面白い。ずっと笑っていましたね。
だいぶ砕いて簡単に話の内容をご説明しますと、ある夫婦がいて、夫が妻から離れて暮らすことになり、妻がいないことをいいことに夫は女遊びをする。すると突然、妻が夫の元へ来てしまう。女を連れ込んでいた夫は急いで女を部屋の奥へを身を隠させる。妻を早く帰るよう促すがなかなか帰らず、結局、女も奥から登場し、修羅場になるというお話し。
この演目は、昔からある古典落語でずっとやっていない演目だったそうなのですが、海老蔵さんが100年ぶりに復活させて舞踊劇仕立てに練り直したそうです。
落語もそうなのですが、古典感が強いとやっぱり内容が入ってきにくいところがあるのですが、新作や創作の落語をやっている噺家さんが話すと聞きやすかったりするんですよね。
それと同じで、この海老蔵さんの「嬲(うなわり)」はわからないところもなくて、とても笑えて面白いものでした。
今回初めて歌舞伎を見に行きましたが、結果とても楽しかったです。
右團次さんの古き良き歌舞伎の演目で歌舞伎の歴史や歌舞伎そのものの文化を見れたこと、そして海老蔵さんの現代に合わせた古典歌舞伎の表現、楽しさ。
初めての体験でいろんなことを学べた気がします。
もっと歌舞伎を知って、いろんな楽しみ方を見つけていきたいですね。
いろんな知識があると、楽しみ方が変わりますから。
次は能楽や狂言を見に行きたいですね…。
それでは!