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地域で活動するデザインやクラフトの《作り手》44 作家、 その活動を広く伝えるショップやレストランなどの《送り手》37 会場*が参加する秋の街めぐり。

鹿児島を拠点とするローカル・コミュニティ〈ash〉は、11月23日(土・祝)~12 月 1 日(日)の 9 日間にわたって《ash Design & Craft Fair》を開催する。

ash Design & Craft Fairとは、豊かなデザイン性を持つプロダクト、手の温もりの伝わるクラフト作品、また一点もののイラスト作品など、様々な表現で魅力的なモノを生み出す《作り手》と、それらを販売/紹介するショップやカフェ、ギャラリーなどの場 =《送り手》がひとつになって開催する期間限定のフェア。来場者は、参加作家や店舗の記載されたマップを手に、気になる作品/プロダクトやショップなどを訪ねてまわることで、今を生きる作り手&送り手の活動を目の当たりにするとともに、あちらこちらへと移動することで秋の風景や街そのものの美しさや豊かさを発見する《街めぐり》を体験できる。

参加店舗は宮崎県まで拡大! イベント名も地域名を無くし《ash Design & Craft Fair》に。また、飲食店とのコラボレーションで、秋を楽しむコンテンツも。

今では鹿児島の“秋の風物詩”とも呼べる ash Design & Craft Fair は、2008 年を皮切りにスタートして今年で 12 回を数える。地元のデザイナーやクラフト作家、ショップオーナーなど、日々地域で起きる様々な創造活動を見守る地域のものづくりの “当事者”を中心にして実行委員会を組み、フェアを実施している。

スタート当初は、作家とショップを実行委員会が引き合わせ(マッチング)して開催していたものの、回を重ねるごとに「人」と「場」それぞれがフェア開催期間以外の時期も有機的に繋がり、より自発的なフェアへと発展。近年では、作家やショップ自身が豊かな発想力を持って企画展を構想して実施したり、また県外から注目の作家を招聘するなど独自のコンテンツが少しずつ増えてきている。

そして、12 回目となる2019年からは宮崎県の店舗も参加することに。これまで鹿児島県のみで開催されていた本イベントに宮崎県が参加することで、地域が広域になったという場の広がりはもちろん、各地で地元を大切に思う作家/店舗の交流がより活発に広がっていくであろう可能性も示唆している。また、今回を機に、イベント名もSatsumaを削除し、《ash Design & Craft Fair》となっている。

小さかったローカルコミュニティは、フェアの回を増す毎に広がりを見せ、新しいムーブメントを生み出している。是非この 機会に、ash Design & Craft Fair に足を運んでみてください。