ARTICLEアーティストのリアルを届ける特集記事
Presenter / Artist Mastarrja
アーティストお薦めの音楽を紹介するシリーズ企画“MUSIC FROM ARTIST。10月になり現在進行形で夏~秋への変化を肌で感じております。そして増税後の世界線に私たちは存在していますね。消費税なんかに負けずにやっていきましょう、Mastarrjaです。今回紹介させて頂くのはLA拠点のプロデューサー“LIONE”の一曲。
バークリー音楽大学を卒業後、EDM界トップクラスのプロデューサーMartin Garrix主宰のレーベルSTMPD RECORDと契約。2017年にリリースされた「Adore」。アップリフティングなボーカルのメロディー、コード(和音)のフィルターが徐々に開いていくワクワク感、それらは一聴すれば分かることなので、ここでは彼の趣味嗜好を元にこの曲名に秘められた想いを私なりに読み解いていきたい。
海外から見た東京という都市
彼のSNSを見れば、ゲームやアニメ、マンガが好きで何度も東京に訪れていることが伺える。私も同じく上記のものが大好きであり、東京に行った時は世界がキラキラとして見えた。またMVには未来の電車や女子学生、”カタカナに近い文字”があったりと、異世界感。
“adore”には“憧れ“や“心から愛する“という意味がある。ここからは私の解釈なのだが、彼は海外から見た東京という都市に憧れの感情を抱いているのではないだろうか。「もし日本に生まれていたら」、「もし日本語が理解できれば」、そういった想いがこの曲に表れている(と私は思う)。もしそうだとしたら、ああ…すごく分かる。なぜなら地方在住者から見た東京に対する憧れと似ているからだ。
「東京」、「TOKYO」、「トーキョー」
私は以前から東京という都市が異世界に感じてしまう。実在するのかしないのか、不安定な揺らぎが漂う。光と闇が一寸の違いで共存する都市。「東京」、「TOKYO」、「トーキョー」。東京に住居を構えること、外から東京を俯瞰すること、地方と東京を行き来すること。東京に対して人それぞれ接し方がある。「ライオン」は中に入って”現実を知る”のではなく、海の外から憧れや幻想を抱くことを選択している、のではないだろうか。では、私の選択は…?それではまた次回。
Presenter / Artist
Mastarrja
作詞・作編曲/Trackmaker/DJ/Music Producer based in FUK
2016年より活動を開始。正の感情に基づき、高次元的で高揚感のある、或いは幻想的なサウンドを創り出し、そのどれもが未来の景色をイメージさせる圧倒的な美しさを持つ。地球をより良い方向へ導く為に活動している。
Twitter:https://twitter.com/Mastarrja
Instagram:https://www.instagram.com/Mastarrja/
SoundCloud:https://m.soundcloud.com/rintel-rantel
Spotify:https://open.spotify.com/artist/1WCRsxr7C2xVKovIr0tG4B