ARTICLEアーティストのリアルを届ける特集記事
現在、東京をベースに活動する “Garbage and Treasure” デザイナーの森龍一氏。アートヒューマンフェスタ 2015,2016 に出展した森氏の新作コレクションの取扱が熊本の LITTLE VINTAGE で決定。その経緯と商品への想いを語っていただきました。
AHP:
熊本の LITTLE VINTAGE で新しいコレクションの取扱が決まったということですが、元々繋がりがあったんでしょうか?経緯についてお聞かせください。
森:
LITTLE VINTAGE さんとは、熊本に帰省した際に客としてお店に足を運んでいたので面識はありました。東京に住んでいるので、1年に1回行くか行かないかくらいでしたが、アートヒューマンフェスタにも出展していたこともあり、近況については話をしていました。直接的なきっかけの始まりをいうと、昨年秋頃にLITTLE VINTAGE さんが新代田駅のギャラリー兼ショップの “ワサビ・リエシ” で展示会をしていて、ちょうどその時自分もデザインウィークに出展するタイミングで作品を持っていたので見せたんです。そしたら「いいね!」と良い反応があり、今年は本腰で色々作ってたこともあって、東京にいらっしゃった際に見てもらいました。そしたら、靴下を 2 点購入してくれた上に、「T シャツから置いてみる?」という話をしてくれました。「あ、いいんですか?」って正直思いましたが、嬉しかったですね。
AHP:
新作の見所、コンセプトはありますか?また、作品の反応はいかがでしたか?
森:
ステンシルという技法や手書きがブランドの核なので、そこにこだわって制作しました。モチーフとしてパグを使用しているんですが、実はこれアートヒューマンフェスタ 2015 でライブペイントした際にも書いていて、周りの反応はとてもいいんですが、自分自身にとっては普通の感覚でそんなに価値を感じていなかったんです。でも、これをいいっていう人が意外と多くて、他にもこの手書きの作風にもみんなが「これでいいんだ」って衝撃を受けて、逆に感動してくれてるというか。みんなきっちりしたものを作る傾向にあるからかわかりませんが。でも、結果として取扱が決定して自分の作品に価値があるんだなとわかりました。そういう意味で、やっぱり自分が伸ばしていくのは絵だなとも思いました。
AHP:
今後取り組もうと思っていることなどありましたら教えてください。
森:
テーラーに昔から興味があって、そういうことができる人と手を組んで作品作りをやって見たいです。テーラーメイドのものに手書き、プリントを駆使したものってなかなかないでしょうし、まだ自分が見たことないようなものをやっていきたいです。
RYUICHI MORI
熊本県天草生まれ。ディーズファッション専門学校、KIDI PARSONS、coconogacco を卒業。アパレル縫製会社勤務後、「Garbage and Treasure」をスタート。ステンシル、手書きを核に T シャツや靴下をはじめ様々なものを制作している。2017 年池袋パルコにて「Mei-ten」に出展。無類のラジオとビール好き。
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INSTAGRAM : www.instagram.com/ryuichimori/
LITTLE VINTAGE
住所:〒860-0863 熊本県熊本市中央区坪井 5 丁目 1-48
営業時間:12:00~20:00(不定休)
TEL : 090-2390-3822
WEB : www.littlevintage.jp/