こんにちは、運営の成松です。
そして「運営」という役職名でこちらブログに登場することが今回で最後となります。
8月にてArt Human Project Kumamotoの運営メンバーから一線を退き、これからは本業であるT-shirtブランド【DARGO】の運営一本でいくことになりました。
その…アレですよ!喧嘩したとか、仲間内で口論したとか、そんなんではなく(笑)
そもそも、ブランド運営をしながら、アートヒューマンを併行していく上で僕が描いていた夢は「熊本をもっと多様な文化が根付く地域に」というものでした。
これは個人的なイメージですが、人口数がそうさせているのか、地域柄なのか、熊本では新しいモノやコトを始めた際、どうも「アナタはこうあるべき!」という自分の理想を相手に押し付けることが多いように感じています。
「あそこはあぎゃんだけんね~」
「もっとこうやった方がええとばってんね~」
たぶん、親切で優しい人が多いからお節介でこういう人が現れるのでしょう(笑)
でも、同じ熊本。
言う方が優しいなら 聞く方も優しい人たちばかり。
そうやって純粋無垢に、相手に付け入る隙を持たせないように頑張って頑張って 周囲からの指摘を真摯に受け止めて対応し、そして本人が上手くいかなくなっても、言った方は特段 責任はとらない。
「そらそうたい!」
そんな声が聞こえてきそうですが…><
若くからチャレンジしていた僕の仲間や友人たちの中ではソッと仕事道具を置いた人もいれば、都市圏に移住した人もいました。
あれだけ才能があったのに仕事を辞めたことも、熊本を出たことも、熊本が大好きなボクからすればとても勿体ない!すごく悔しい!なぜ彼・彼女の夢が熊本で実現できなかったんだと!
であれば藤井が提唱する『人そのものがアート』というテーマに沿って熊本県内のクリエイター・アーティストを支援するイベントを開催しつつ、第三者的な目線での情報発信をローカルから全国にむけてできれば、『多様な文化が根付き、住みやすい熊本』としての可能性は徐々に増してくるのではないかと思い、約2年半前からアートヒューマンプロジェクトとしてコツコツ活動してきました。
おかげさまで素人4人で必死に運営したイベントは計2回開催することができ、たくさんの人たちの笑顔とやさしさに触れることができました。
そして何もなかったウェブサイトも最近は大幅にリニューアルされ、体制を整えることで更新頻度はグッと多くなりました。
そうやって、2年半前、とあるマンションでの青年たちの『こんな企画が熊本にあったら面白いね!』という「深夜の雑談」は「大きな目標」として具現化されています。
ですが、同時に僕には熊本から日本一のシルクスクリーンT-shirtをつくるという目標があり、そのために独立してDARGOを立ち上げたという経緯がありました。
DARGOも2年ほど続けているのですが、併行して作業を進めていく中で、最近はどうしてもアートヒューマンを優先できない、難しい環境になっていました。
それはDARGOが仕事として、いつもご愛顧いただきているお客様からの支えで成り立っているからです。
かと言って、収入が発生せず、ほぼボランティアで成り立っているアートヒューマンプロジェクトを捨ててしまうことで、先に述べた僕の理想の熊本の道も遠のく…。運営の仲間にも負担が大きくかかる。 とても悩みました。
辛い状況でしたが、そんな中で「何故、僕は独立してDARGOを立ち上げたのか」をもう一度真剣に考え、その結果DARGO一本で進む決意に至りました。
なので決して喧嘩別れではございません。今日も一緒にランチしました(笑)
ですが、僕の本音を理解し、そして応援してくれた同じ運営の松下・藤井・佐藤の三人には心から感謝しています。
「ウェブ」と「アパレル」だと業界が違いますが、同じ熊本ですから、これからもリンクすることは多くあるでしょう。
同じ平成生まれですし、こうやって同じ年代の仲間と切磋琢磨しながら、ひとつの時代で個人としての主張を持ちながら生きていけることをとても嬉しく感じています。
いつも通り 長~くなりましたが、これまでも多くの方に当ブログにて僕が書いた記事をご覧いただき、貴重なお時間を割いて、様々なお話をご清聴いただいたことと思います。
本当にありがとうございました。
感謝の想いもこめて、最後にしっかりとご挨拶させていただきたく思い、僭越ながらブログを書かせていただきました。
アートヒューマンプロジェクトはこれからもボリュームアップし、益々発展していく企画です。
かならず「全国」と「熊本」、「コト」と「ヒト」、そして「ヒト」と「ヒト」を繋いでくれる魅力あるプロジェクトとなってくれます。
「あの企画おもしろかよね~」
「えらいカッコいいことばしよるね~」
周りから、そんな風に言ってもらえる有難み。
やりたいコトをやって応援してもらえることがどれだけ難しくて嬉しいことか。運営を経験し、僕が得たことはコレでした。今では大切な宝物です。
そして熊本の芸術文化の発展の実現にむけて、残った運営メンバーは頑張っています。
皆さんもたくさん期待を寄せてあげてください(笑)
今後、僕はDARGOとして彼らにサポートしてもらう側になるのですが、片田舎・熊本でも好きなことが出来ることをこの体でしっかり実証し、体現していきたいと思います。
運営として気にかけて色々とサポートの声をかけてくださったりと、本当にたくさんの方に恵まれた2年半でした。皆様、今までありがとうございました。
そして、これからもアートヒューマンプロジェクトをどうぞ宜しくお願いします!
すべての出会いに感謝!
~2017.08.24 元・運営の成松~